プラスチックの商品開発と守秘義務

おかげさまで毎月多くの企業様、個人などさまざまなお客様よりプラスチック商品開発の新規案件のお問い合わせを頂いております。
その新規のプラスチック商品開発案件のはじめの打ち合わせで、ほぼ必ず出るお話が守秘義務(秘密保持契約)について。この守秘義務については企業様はもちろん個人の方も商品開発時においては気になるところかと思います。とくにアイデアや思いの詰まったオリジナルのプラスチック商品を作ろうと思う方にはなおさらのこと。

過去に苦い経験しちゃいました。

じつは僕自身、このようなプラスチックの商品開発案件で嫌な思いをしたことがあるので必ず守るようにしています。
かなり前になりますが、お付き合いのある会社さんより現行のプラスチック成形品をモデルチェンジするにあたって、なにかいい案はないかと聞かれたので知恵を絞って現行品の問題点を改善し、生産性も向上し、コストダウンにつながるようなアイデアを提案をさせていただきました。それまで長くお付き合いのある会社さんでしたし、上場企業でもあったし、信頼しあっていると思っていました。
が、そっくりそのままパクられ勝手に図面化され相見積りで他社に流されました。
いまでも思い出すだけでイラッときちゃいます!!もうパクった会社とは付き合っていませんw

アイディア=価値の源泉

アイデアはタダと思っている方はいまだに多くいます。そのような方とは仕事はしませんw
僕はアイデアこそ価値の源泉で技術・経験・知識の賜物だと思っています。そこはいちばん大切にしたいなと思っています。それはデザイン・機能のような目にとまるところだけでなく、生産技術やコストダウンなどにかかわる素人目にはわからないアイディアまで全てにあてはまります。
弊社は案件によって異なりますが、口頭でお約束させて頂く場合や書面を取り交わす場合もあり、できるかぎりお客様の要望に対応するかたちを取らせていただいております。書面、口頭の約束の有無によらずもお客様の事案の詳細については気をつけて取り扱っていきたいと考えております。(ですから、このブログでも開発案件についてはあまりご紹介していません。)
守秘義務・秘密保持契約の点でご不安な際も、お問い合わせのメールや直接打ち合わせる際など、お気軽にご相談ください。